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Wakarana リリースノート

Wakaranaのバージョンアップの際に注意が必要な変更点を、新しいバージョンから順に列挙しています。

途中のバージョンを飛ばしてアップデートする場合でも、飛ばすバージョンの変更点を確認して、対応する移行操作を行う必要があります。

v23.09-2→v23.10-1

v23.10-1では、1ユーザーに複数のメールアドレスを紐付けることが可能となったことに関連して、wakarana::add_userの引数からメールアドレスの指定が削除となったほか、メールアドレスを取得するwakarana_user::get_email_addressとメールアドレスを設定するwakarana_user::set_email_addressが削除され、代わりに、メールアドレスの取得と設定に使用する以下の関数が追加されました。
wakarana_user::get_primary_email_address、
wakarana_user::get_email_addresses、
wakarana_user::add_email_address、
wakarana_user::set_primary_email_address、
wakarana_user::remove_email_address、
wakarana_user::remove_all_email_addresses

さらに、データベーステーブル設計と設定ファイルの変数名にも変更が生じたため、以下の手順でデータベースの移行作業を行っていただく必要があります。
  1. バージョンアップするWakaranaを使用しているwebアプリケーションを、停止させるかメンテナンス中表示に切り替えるなどして、データベースへのアクセスを停止します。
  2. Wakaranaで使用しているデータベースと、wakarana_config.iniをバックアップします。
  3. Wakarana本体(main.php、config.php、common.php)をバージョン23.10-1に置き換えます。
  4. バージョン23.10-1の配布パッケージに同梱のスクリプト「to23.10-1.php」を、webアプリケーションのベースディレクトリ(wakarana_config.iniのあるディレクトリ)にコピーします。
  5. to23.10-1.phpの冒頭にあるWakarana本体のインクルードパスを、webアプリケーションのディレクトリ構成に合わせて修正します。
  6. to23.10-1を実行して、データベースと設定ファイルに更新を適用します。
  7. webアプリケーションで、上記の廃止や変更対象となる関数を使用している場合は、バージョン23.10-1の仕様に合わせて修正します。
  8. webアプリケーションを起動させ、動作を確認します。

v23.09-1→v23.09-2

v23.09-2では、wakarana_user::get_login_tokensで取得できるログイントークン本体が先頭6文字のみに制限されました。
このバージョンから、wakarana_user::get_login_tokensで取得したトークンはwakarana_user::delete_login_tokenで削除する必要があります。

v21.11以前→v23.09-1

大規模なメジャーアップデートであるv23.09-1では権限管理方式が変更となったため、データの引き継ぎに大幅な制限があります。
詳細は21.11以前からのアカウント移行をご確認ください。